映画「夜間もやってる保育園」の動画を視聴しました。

2017年公開の邦画(ドキュメンタリー映画)で、上映時間は約111分。

総合評価:★★★★☆(4.0)

ここで見ました夜間もやってる保育園
(本ページの情報は2020年9月時点のものです。 最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。)

監督:大宮浩一さん
出演:片野清美さん(エイビイシイ保育園園長)ら


自分には子供がいますが。

まだ保育園には預けておらず。

つまり、実情をあまり知り切れていないこともあり、興味を持っての視聴となりました。

結果 → もっと夜間保育所も必要じゃない?と思いました。

2016年のデータだったかで、認可保育所は全2万カ所。

そのうち夜間は80カ所なのだとか。

女性が社会進出して、国としても積極的に働いてもらいたいとするのであれば、夜間に働く人も多くなるはず。

そうしたら、その方々の子供を預かる受け皿は必要。

いまは、無認可のところ、つまり民間の有料サービス等を使っている人が多いのだと思われます。

それでいいのか、ニッポン!

と思います。


「夜も子供を預けて働くなんて、かわいそう」という(国民が多い)のであれば、それを極力しないでいいような社会にするべく、価値観や行動、システムを変えていくようにしなければいけないかと。

劇中に出てくる厚労省職員の方(夜間保育を利用しているお母さん)、イギリスに研修にいったときの経験を述べていたのですが。

5時になると、「もう家族と過ごす時間だ」となってスーパーなどもしまってしまうそう。

不便だけれども、それを受け容れる、と。


つまり、「夜も子供を預けて働くなんて、かわいそう」をなくしていこうとするのであれば、

1つには、利便性を大幅に捨てていくことになるのではないかと。

また、シングルマザー等への手当なり、児童手当なりの大幅にアップも必要

=税金の大幅アップ

ってことなるでしょう。

そういったことを受け容れるのかどうか、といった選択になるんじゃなかろうか。


あれも、これも

というのは、そう都合よく成り立たない、ってのが現実だと思います。


まぁ、そんな感じで、

日本社会の一端を見ることができ、思うところ、感じるところがありました。


「子育て」とか「いまの日本の労働、生活実態」とか「社会問題」とかに興味がある人にはおすすめです。



夜間もやってる保育園 [ エイビイシイ保育園 ]