映画「恋は雨上がりのように」の動画を視聴しました。

2018年公開の邦画で、上映時間は約112分。

総合評価:★★★☆☆~★★★★☆(3.7)

監督:永井聡さん
出演:小松菜奈さん、大泉洋さん、清野菜名さんら

原作は眉月じゅんさんのコミック。


恋は雨上がりのように(1)【電子書籍】[ 眉月じゅん ]

映画「恋は雨上がりのように」の感想


45歳中年男と女子高生の、ラブ&夢追い系ストーリー。

原作も映画も評判はいいみたいだけれど。

この設定って、どの層にニーズがあるのだろう・・・

やはり、中年男層だろうか。

自分も、もろにその層。

近藤正己(45歳中年男)と同年代。


なんというか、倫理観的な感情ストッパーが発動しながら、「どうなっていくの、この先の展開は!?」なんてモヤモヤが湧きながらの視聴となりました。

しかし、うまい具合に着地させられており、ほっと落ち着いたというか、視聴後感は悪くなかった。

大泉洋さん演じる近藤正己店長がかっこよく映ったのは、「決して偉ぶらない」&「強く、相手のことを思いやった行動を取る男」だったからだろうか。

(虚構の人物だけれど、見習いたい)

恋は雨上がりのようにの結末・ラスト ネタバレ



映画「恋は雨上がりのように」の結末・ラストはこんなシーンでした。

ネタバレとなりますので、ご注意ください。

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風見沢高校陸上部に復帰した、橘あきら。

部員たちが川沿いの土手をランニングしているところに、車で近藤正己が通りかかります。

あきらに気付き、車を降りる近藤。

それに気づいて、あきらたち陸上部員たちも立ち止まりますが、あきら以外はランニングに戻ります。

土手上の道で向かい合う2人。

声を掛け合います。


近藤は、昇進するかもしれないことを伝えます。

それを聞き、「すごい!」と称えるあきら。


それに続き、

私たちはまだ友達ですよね?友達だったら普通メールとかすると思います。私、店長とメールをしたいです

といったことを伝えます。


笑い合う2人・・・


と、ここでエンディングになります。


なんというか、あっさりした感じもするラストシーン。


2人は結ばれるでもなく、それぞれの道を歩きはじめています。

ですが、つながりや想いは、完全には途切れていない。

この後、時が経てばどうなるかわからない。

そういった、含み・余韻のある終わり方(希望も残したラスト)で、なかなかよかったのではないでしょうか。




この映画のラストは、原作やアニメ版とも違うよう。

自分はそれらは見ていないので、たしかなことは書けませんが、

原作だと、2人はもうはっきり別れてしまっているような印象だったみたいですね。

近藤がプレゼントした日傘をあきらが差す場面があり、それが「あきら→近藤の恋心を示している(まだ2人が結ばれる可能性はある)」と解釈できる、といったような意見もあります。

が、それも恐らく、強い描き方ではなかったのでしょう。

2人は、それぞれの道を進んでいる・・・終

との印象を受け、「なんだ、ハッピーエンドじゃないのか」とがっかりした人も多い様子。