映画「300 <スリーハンドレッド>」の動画を視聴しました。

2007年公開のアメリカ画で、上映時間は約117分。

総合評価:★★★☆☆~★★★★☆(3.7)

スパルタ軍対ペルシャ軍の戦いを描いた歴史スペクタクル作品。

話のもととなっているのは、紀元前480年の「テルモピュライの戦い(テルモピレーの戦い)」というもの。

ペルシャ戦争(ギリシャ対アケメネス朝ペルシア)内での1つの戦闘です。

スパルタ軍はわずか300人。
(戦闘には、他にも、スパルタ以外の者たちも加わっています)

しかし、精鋭の兵士達がめざましい活躍をし、大軍勢のペルシャ軍に痛手を与える、といった内容になっています。

おおまかな話の筋は、ギリシャの歴史資料に残されているものではないかと思います。

しかし、なにぶん古い時代の出来事で、その史料にどこまでの信憑性があるのかも、意見が分かれそう。

また、古い資料には書かれていない内容も盛り込まれているものと思われます。

つまり、脚色も大いに含まれているのではないかと。


たとえば、作品内ではペルシャ王クセルクセスが、スパルタのレオニダス王と直接話し合いをしたり、最前線に近い場に出てきたりしています。

ただ、そういったことが実際にあったとは考えにくい気がします。


日本のNHK・大河ドラマのような感じと言えるでしょうか。

史実をもとにした、フィクションも含まれている物語。

「史実と考えられること」「あり得るけれど史料等には残されていないこと」「ほぼ確実にフィクション」の配分がどのくらいなのか、が見ている側にはよくわからないのですけれど。

300 <スリーハンドレッド>の場合はどうなのだろう・・・

5:3:2、くらいだろうか。

骨格は史実と考えられる内容。人物などは、伝説的に描いているところも。細かいところはフィクションも。ってな感じで。


高校の世界史や大学受験勉強で習った記憶を思い出そうとしながら視聴しましたが、あまりよく覚えていませんでした。

・テルモピレーの戦い
・レオニダス王
とか、覚えたのだったかな・・・

ただ、この作品視聴後に古代のペルシャ戦争についてまた調べ返したりして、自分の教養とするためのちょっとしたキッカケにはなったかも。

また時間が経過したら忘れてしまうのかも知れないけれど。


↓「事実か、フィクションか(24分)」とかあるよう。う~む。見てみたい!

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