映画「小さいおうち」の動画を視聴しました。

2014年公開の邦画で、上映時間は約136分。

総合評価:★★★☆☆~★★★★☆(3.9)

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(※本作品の配信情報は2018年3月6日時点のものです。配信が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況についてはdTVのホームページもしくはアプリをご確認ください。)

監督:山田洋次さん
出演:松たか子さん、黒木華さん、片岡孝太郎さん、吉岡秀隆さん、妻夫木聡さんら


原作は中島京子さんの小説。

直木賞(第143回、2010年)受賞作品です。


小さいおうち (文春文庫) [ 中島京子 ]

映画「小さいおうち」の感想



美しい言葉使いで話す、戦前・戦中の日本人の様子がいい感じでした。

優しい性格、人のことを気遣う心・・・

戦争へと到った狂気の時代でもあったのだろうけれど、個々の日本人はあんなふうだったのかな。

そういうふうに、雰囲気・情緒を味わうと楽しい作品ではないかと思いました。


ストーリーに関しては、解釈の余地が残される作りだという気もしました。

原作を読むと、解釈は定まってしまうのかも知れませんけれど。

それをせず、映画のみで「こういうことなのではないか」と自分なりにイメージをふくらませてみるのも面白いのではないかと。

王道的な理解のほか、「実はこういうことなのではないか」「タキ(主人公)がそうした理由はこうだったのではないか」と独自に真相を推理してみることも可能だと思います。

見ているときにはスッと通り過ぎてしまうと思いますが、主人公の部屋には、赤い屋根の家を描いたと思われる絵がかかっていました。

王道的に見ると、その絵にはあまり大きな意味はありません。

ですが、それを大げさに捉えて考えてみると・・・別の推理もあり得そうです。

最後、タキが手紙をそうした理由は何だったのでしょう。

そして、戦後に何かがあったのでしょうか?

Q&Aサイトの書き込み(「小さいおうち」文庫本を読みました。 ひとつ気になった事が... - Yahoo!知恵袋)をみると、原作も、映画とはちょっと違う形ですが、解釈の余地が残されている書き方がされている様子。


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