映画「国際市場で逢いましょう」の動画を視聴しました。

2014年公開(日本公開は2015年)の韓国映画で、上映時間は約126分。

総合評価:★★★☆☆~★★★★☆(3.8)

監督:ユン・ジェギュン
出演:ファン・ジョンミン, キム・ユンジン, オ・ダルス, ユンホら

朝鮮戦争から現代までを生き抜いてきた韓国人男性が主人公。

彼とその家族、友人らの半生を描いた作品です。

社会的情勢などに巻き込まれたり、飛び込んでいったりしながら、幾多もの困難に直面。

その場で命を落としていてもおかしくないようなことも。

彼は、釜山・国際市場内にあるお店をかたくなに守りぬいていくのですが、それにはわけがあったのです・・・

しかし、そういったことを知らずに(よく理解せずに)、豊かに・ちょっとわがままな感じで生きている子供や孫たち。

そのコントラストが鮮やかに描かれていました。


これは、戦後~現代の日本人にもあてはまるのではないか、と感じました。

戦後を必死に生き抜いてきた日本人世代と、現代の若い日本人世代。

もちろん、現代にも改革・改善していかなければいけないことはたくさんあるのでしょう。

それを考えて実行していくことも重要でしょうが、前の世代がやり、成し遂げてきたことにときに目を向けて評価していく姿勢も大切なのではないか、と思いました。
(忘れ去ったり、軽んじたりするのではなく)

「昔の日本、よくやった」ということではなく、それには努力やガッツも必要だったことに想いを馳せ、それを現代の自分たちの生き方に反映させていくのです。

社会の発展には、アイデアや知恵も大事でしょう。
しかし、それと同じくらいに粘り強さとかタフさ、行動力が求められることもあると思うのです。



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