映画「パーマネント野ばら」の動画を視聴しました。

2010年公開の邦画で、上映時間は約100分。

総合評価:★★★☆☆~★★★★☆(3.6)

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(※本作品の配信情報は2018年3月1日時点のものです。配信が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況についてはdTVのホームページもしくはアプリをご確認ください。)

監督:吉田大八さん
出演:菅野美穂さん、小池栄子さん、池脇千鶴さん、宇崎竜童さん、夏木マリさん、江口洋介さんら


原作は西原理恵子さんによる漫画。


パーマネント野ばら(新潮文庫)【電子書籍】[ 西原理恵子 ]


海辺の田舎町(訛りからすると高知県か)にある美容室「パーマネント野ばら」。

そこを営む家族や、やってくるお客さんたちを中心に、漁村に住む女性たちの様子が描かれています。


これは女性が「そうそう。そうなのよねぇ・・・」と楽しむ作品だろうか。

男の自分としては、全く面白くなかったわけではないけれど、そこまで楽しめなかったかも。

ラストのほうの落ちで、さらにストーンといった感じ・・・

込められているメッセージは「人生そんなもの。それでも悪いことばかりではないのだし、時に助け合いながら頑張って生きていきましょうよ」的なことなんだろうか。

「(諦めとは違うけれど、)現実をよく噛み締め、自分の足でしっかり生きていくべき」といったこと?

それか、登場人物たちの様子を見ることで「あぁいった手もあるだろうに」「自分だったらこうするのになぁ」と考えてもらう意図が強いんだろうか・・・

まぁ、それは映画を見る人がそれぞれ感じればいいことなのかも知れないけれど。


多くの女性が理想とするような「いい男」の割合は、だいぶ限られているのでしょう、きっと。

・ちゃんと働いている
・ルックスや身長もそこそこ
・モテるけれど、女性には一途
・誠実だけれど、少年っぽい面もある
・コミュニケーションが上手

といったのを兼ね備えている男、かな?

つまりは、「女性をドキドキさせながら、安心感を与える」ことが長期的にできるような男。



以下、映画のネタバレが含まれていますので、ご注意ください。

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主人公の恋の相手は、そういった理想の男性だったのでしょう。


それが、どういった理由かはわからないけれど、亡くなってしまった。



そう考えると、主人公を「ちょっとおかしくなってしまった、かわいそうな人」以外の見方もできると思います。

亡くなってしまったことに、なんとか心の折り合いをつけて、次の恋を探せるようになればいいけれど、そう簡単なことではない。

なにせ、いい男はそうそういないのですから。

だから、心を次に動かすほうでなく、妄想の世界に自分を追い込んでしまった、と。


そういった、女性の悲哀を描いた作品ってことか。

感想を書いていて、見方が一段深くなった・・・

こういう感想を書いたりするのも、たまには(?)意味があるものだな。


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