映画「パンズ・ラビリンス」の動画を視聴しました。

2006年公開(日本公開は2007年)のメキシコ/スペイン/アメリカ映画で、上映時間は約119分。

総合評価:★★★☆☆~★★★★☆(3.5)

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監督:ギレルモ・デル・トロ
出演:イバナ・バケロ、セルジ・ロペス、マリベル・ベルドゥら


1944年のスペインの山地が舞台。少女が主人公のファンタジー作品です。

おとぎの国(の入口)と、内戦下の現実の2つの世界が微妙に交差しながら描かれます。

ファンタジー冒険ものだけれど、暗い描写も目立ちます。

拷問やら銃殺といった、若干グロめのシーンもあり、ネットレビューを見ると、気持ち悪さを感じる人もいるようです。

自分はあの程度であれば平気でしたけれど・・・




※ネタバレ注意 パンズ・ラビリンスの考察





以下、ネタバレが含まれていますのでご注意ください。




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おとぎの国が、この作品としては現実なのか、それとも少女の空想なのかは解釈の分かれるところな気がします。





というより、両方の解釈が可能なのかもしれません。


あれが空想だとすると、悲しい結末・悲しいストーリーですし、あれが本当にあるワールドなら、ハッピーエンディングともとれます。


もしくは、「あの世界は少女の空想だけれども、ラストで亡くなってしまうことで、その世界に飛び立っていった(過酷な現実からは救われた)」という解釈をする人もいるようです。


その人の受け取り方で、いい話だったのか、そうでない悲しい話だったのかも変わってくるという、ちょっと面白い作りの映画といえるかもしれないですな。



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