映画「ターゲット・イン・NY」の動画を視聴しました。

2010年公開(日本では劇場未公開)のアメリカ・トルコ映画で、上映時間は約101分。

総合評価:★★★☆☆~★★★★☆(3.2)

アメリカ(NY)とトルコを舞台とした刑事アクション&サスペンス映画。

テロ組織首謀者と思しき男性が、家族や友人らと共にNYで暮らしています。

しかし、彼はアメリカでは犯罪を犯していません。

トルコ警察・インターポールからの要請により、FBIが動いて彼を捉えるが・・・という内容になっています。

展開はスピーディーで、ヒューマンな要素もあります。

ただ、最後のほうの展開はちょっと悲しかった。

きちんとした教育を受けることにより、強固な主観主義(思い込みに捉われ、それを疑おうとしない。人の話に耳を傾けない)を抜け出すことが出来る、というメッセージを強めてくれてはいるのでしょうけれど。


テロ組織の人間が、拘置所内でジハードや教義を広めることについて警察に語る場面があります。

それに対して、その考え方、捉え方は間違っていると諭すようなシーンはよかった。
(80分あたりのシーンです)

テロ組織の人間の主張
「全員がムスリムになるまで戦えとコーランは説いている
預言者ムハンマドは、息を引き取る直前までアラーの敵と戦った」

それに対して、その拘置所内にいたある男性が
「アラーは、預言者(ムハンマド)に"信念と英知を使って"神の言葉を広めよと指示した
ジハードとは真実の探求をしながら神の道を進むこと
ムハンマドが預言者であった23年間で戦ったのは2ヶ月だけ」
と説いています。


アマゾンビデオ↓

ターゲット・イン・NY(字幕版)